狭小住宅に住んでみた 13「床」
2017年 11月 17日
自邸でもある私の家の1Fは現在は打合せスペースとして使っています。今日はそこで使った「床材」について少し、事例紹介をしてみたいと思います。特に決まった使い方をしていませんが、1Fは普段は打ち合わせスペース、イベント的にはギャラリーカフェスペースとして使用しています。そのようなパブリックな使い方をする関係で、出入りしやすいように土足で使用しています。つまり床材はクツで踏む前提で材料(杉板)を選定しています。ただの杉板ではなく建物の工事をする際に使う足場板(厚30mm)をそのまま削らずにラフな表情のまま使用しています。これは表面がラフなために滑りにくい特性を生かしています。木板の上をクツでコツコツと歩く(船の上を歩くような)贅沢な音がとても気持ちが良いのです。通常日本の住宅文化では靴のまま家に上がるのはある意味まだタブーなので、その、習慣からの開放感がある意味ここで感じることができるように思います。もちろん衛生上は清潔にしないといけませんので、掃除機やダスキンさんに足元をきれいにして頂いています。床材は落ち着いたこげ茶の着色塗料(植物性オイル塗装)を使用しています。年輪が見えるように仕上げていますので、落ち着いた雰囲気を味わうことができます。実は、床の施工は友人と一緒にセルフビルドで行いました。ラフな感じだからできることかなと思います。この床材は私の自邸での試みの一つとなって今も快適に使っています・・・つづく。
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