旅・人・記憶
2010年 03月 29日
先週の週末は、スタジオオウルさんで個展(4/11まで)をしている林果(はやし・このみ)さんとそのご家族、御親友の方たちと私の以前の会社の上司で沖縄のアルテを経営されている越智氏が松山を訪れていたこともあり、松山~今治周辺を巡ってきました。
林さんのお母さんは松山空襲を経験されていて、以前通っていた番町小学校や松山東雲高校、空爆(焼夷弾)を避けながら非難していた場所(日本聖公会の教会:松山聖アンデレ教会近く 南持田)等を土曜日の午前中は一緒に見て回りました。私も知らない当時の大変なお話を伺うことができ、とても貴重な機会でした。聖公会の教会も修復は行われていますが、以前の姿と変わらない姿でお母さんも大変喜ばれていたのが印象的でした。
午後からは林さんとご友人の鳴海さんが現在、滋賀に在住で、鳴海さんが支配人をされているギャラリー唐橋の近くの唐橋は義経との縁があることから、義経の刀や弁慶の薙刀が奉納されている大山祇神社を訪れてみました。この日はその後松山に帰り、終了。
翌日は、萬翠荘(ばんすいそう)、 愚陀佛庵、秋山好古の生家、伊丹十三記念館を訪れ、皆さんとの松山の旅がおわりました。 今回は普段聞けない林さんのお母さんの昔の松山の記憶の回想しながらの旅がとても興味深かったです。そんな“記憶の中の松山”をいろんな方からもっと聞いてみたいなと思いました。
アトリエ・バウ 建築設計事務所 松山市 愛媛 四国 建築家