共同居住型の生活 |
両親と10年ぶりに一緒に生活するようになって、始めは、寝食の時間の違いにストレスを感じていたが、最近になってだいぶそれも落ち着いてきた。(寝る時間の違いを除けばである。)
親の寝る時間はだいたい9時~9時半である。僕はその前に家に帰ることもあれば、10時を過ぎることもある。(僕の寝室は離れの2階にあるせいか)耳が少し聞こえにくくなってきている両親には僕の生活の音はあまり聞こえないらしい。うまく時間帯の違う住み分けができているのだ。僕なりに少し家事(お風呂を入れたり、洗濯物を取り込んだりすること)を手伝うこともしている。
食事・家事・育児等を分担し合い、複数の異なる人々が生活空間の一部を共用して生活できるように作られる“共同居住型”集合住宅を建築用語では“コレクティブハウス”と呼んでいる。
僕のうちは身内同士であるが、そういう住み分けと少しの助け合いもできている。田舎なので近所の人の助け合い(野菜や魚等のお裾分け)もある。10年間の一人暮らしではそういった体験はなかなかできなかったもあり、恩恵を受けられる部分(特に食事等の栄養管理)にはありがたさを感じる。