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狭小住宅にすんでみた 2

 小さな住宅に暮らすということは、いろいろな工夫をしなければいけないところもあります。たとえば私の家の玄関は2m×2mしかスペースがありませんが、さらにその中に階段が上階から降りてきています。正確に表現すると階段の中に玄関があるといってもおかしくない状況です。つまり、階段のレベル差でできるスペースの下にクツ置きスペースを設けています。ここは、扉付の靴箱にしてしまうと圧迫感がでてしまうので、棚板のみとしています。来客は余りないという想定で、使いやすく、かつ、ローコストという予算のため、ここはDIYで作って固定しています。(DIYといっても、最近ではホームセンターで、板材を買うあたりにカットもしてもらえるコーナーがありますので、有料ですが、自分でカットするより精度が高く加工できます。あとは持って帰って取り付けをするだけなのです。)
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 階段の話が出ましたので、階段と部屋のつながりについてもご紹介したいと思います。先ほどの玄関から2FのLDKに上がると正面にLDKに入る引戸がありますが、その脇にトイレの入り口もあります。階段室からトイレとLDK、2方向に入口があり、リビングの外で用を済ませられるように配慮しています。リビング内トイレも時々見かけますが、トイレの水の音や臭気等、できたらあまり音が聞こえないように配慮したいところだと思います。LDKとトイレの2か所に建具を設け、小さいスペースですが、お客さんが来られた際も何とか快適におトイレが利用できるように配置してみました。部屋を経由しないで独立した入口を設けることは家族やお客様のプライバシー保護にもなりますので、小さいですが、快適な間取りを目指してそのような設計としています。
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子供が小さい時は就寝中に予測がつかない行動も予想されるため子供の手の届かないところにロックをつけています。
木造の住宅の場合、このような侵入防止の扉も既製品が市販で売られていますので、子供用品販売店等でお求めください。
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廊下と呼べる部分は実は私の家では3階しかありません。約3mほどの廊下が主寝室と子供部屋の間にあります。階段を上って3階に上がるとこの廊下の真ん中にでてくる配置になっています。正面には中庭に出れるドアがありますが、主寝室と子供部屋も子供が成長すると親と距離を置きたがると思い、(私も反抗期と言われる時期を経験しましたので)廊下を設け、距離感を大切にしました。そんなことを話すのもまだうちの場合は10年以上先のことですが、先にそのようなことも配慮して作っておきました・・・。つづく


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11月2日(日)、8(土)9(日)、22(土)23(日)29(土)30(日)




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次回は『中庭・趣味の部屋(多目的室)』を紹介予定。
by atelierbau | 2014-11-01 10:58 | 住宅 | Comments(0)

設計事務所と作るオリジナルの家づくり


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