建築確認 |
確認済書は分かりやすく言えば、検査機関や市町村の役場の責任者(建築主事)が計画している敷地と建物について公に“建物を建てていいですよ。”という許可を書類として表したものだ。建築基準法・都市計画法・消防法・シックハウス法等の各種法律に適合しているか確認が行われたうえでこの書類は交付される。
工事が完成したときは、この確認済書の通りに工事が行われ、計画通りの建物ができたか検査員が確認する。問題なければ今度は検査済書と言われる書類が交付され実際に建物を使用できるようになる。
近頃では違法に建物を改造したり、建てたりして問題になったりするニュースが多く報道されている。火災報知器が設置されていなかったり、構造が偽装されたりといったケースである。
いろんな見方があるが、一つ言えることは、それらはこの建築確認さえしっかりしていればすべて防ぐことができる問題であるということだ。それにより人命も守られる。そういった認識で僕はいつも建物を設計し、現場を見ている。(カナリあたり前の話である。)建築確認は僕にとって建築の許可であると同時に社会に対するミッション(任務)でもあると思う。
アトリエ・バウ 建築設計事務所 松山市 愛媛 建築家