オリジナルのキッチン |

今年の5月に見学会をした住宅のキッチンの写真を今日取り直してみました。完成した時にも撮影は行っていましたが、いろいろと慌ただしい時期でこの部分に関してあまりいい写真が残っていなかったのが理由です。
実はこのキッチン、わたしのこだわりで地元のオーダーキッチン会社に特注製作していました。天板は3.5㎜のステンレス。表面はよくあるヘアーライン仕上げではなく、サンドブラスト加工(細かな砂で削ったような仕上がり)にしました。よく建築家・家具デザイナーのテランス・コンラン氏も家具の天板にときどきこの仕上げをよくつかっています。

キッチンの正面はカウンター型の椅子が入るように少し凹みをつけています。奥行きは1mほどにしたので、料理をする際にたくさんお皿、まな板などがおけます。設備としてはIH(3口のうち1つはラジエントヒーター。)と深型の食洗器。(使わないかもしれませんがひとまず設置しました。)それから、キッチンの裏にはこちらもオリジナルの食器棚。上部には調味料や保存食料、下部は食器、オーブン、ゴミ箱類、中段は電子レンジ、炊飯器を設置できるように棚板や引き出し、必要なコンセントなどが設けられています。
水栓は節水型のタイプでフランスの水栓メーカー(グローエ社)のものを採用しています。浄水用の水栓と2つ並んで設置しています。
家のデザイン上、内装の色彩は3色に限定しているので、キッチン・食品棚は白色でコーディネートしています。
キッチンからはLDが見渡せる位置で、洗面脱衣室にも近く、家事がスムーズに行えるように設計しています。冷蔵庫もピンカクのデザインの冷蔵庫がたまたま見つかったので、それを買って設置してみました。

食器棚の中段に小さな窓があるのですが、ここからお隣さんのりっぱな手入れされた庭が見えるのがちょっと気に入っている風景です。キッチンからのんびりと隣のきれいな庭がみえるとなんだか癒されます。

家づくりでこだわる部分はいろいろあると思います。予算も制約もありますので、自分たちの生活の中で優先順位の高い部分に費用をあて、そうではない部分はシンプルな仕様にすると比較的バランスの良い家づくりができると思います。家づくりをきっかけに大切にしたいもの、これだけは実現したいというところを見つけておくと家の間取りも納得できるプランが見つけやすいと思います。 つづく。
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