
狭小住宅を建ててもうすぐ3年になります。子供達もお蔭様で健康に育っています。家族や依頼主の皆様に支えられて毎日を過ごせて来られていることにとても感謝しています。皆様、本当にありがとうございます。自宅兼仕事場を兼ねたこの狭小住宅を建てる前は事務所と自宅に距離がありましたので、子供・妻の起きている顔を見れずに帰って生活することも多々ありました。今は1Fに仕事場、2・3Fに自宅ということもあり、家族で過ごせる時間がある程度持てるようになりました。それにより、ちょっとした家事手伝いもできるようになったと思います。
会社に勤めていた頃は休みも少なく、夜もかなり遅く仕事をしていましたので、その頃に比べるといい環境とコンディションで仕事ができ始めた気がします。そして、お客様と同じ子育てをしていることもあり、子育てする立場の目線で設計ができることはとても良かったと感じています。通常、お客様のご自宅を引き渡した後はなかなか住宅の使い方まで見ることはできません。自分の自宅で小さな子供達と設計した空間で時間を過ごすことはいろんな発見や気付きの機会を与えてくれているように思います。時間が経てば子供が成長する中でまたその気付きや発見も違うレベルで見えてくるようになるのかもしれません。小さな住宅ですが、サイズとは対照的にいろんな考えを持ってこの住宅を設計することができました。自分の思うような使い方やそれ以外の使い方について、これからもいろいろとスタディーしていけたらと思っています

以前にもご紹介していますが、1Fは普段は小さなギャラリースペースと仕事場となっています。この場所は以前の事務所と広さはほぼ同じサイズとなっていますが、違いは1Fに設けられているところにあります。ショーウィンドウや出入口が前面道路に面しているので出入りしやすく、来客される方には訪れやすい場所になったと思います。ショーウィンドウはイベントごとにディスプレイをかえますので、何が催されているか歩行者や近くの人は一目で分かるようになっています。そして、時々それらは新鮮さを訪れる方に感じてもらえるように時々変化させていこう、魅力的、刺激的な展示スペースとなるように研究していこうと考えています。

2・3Fの自宅は子供がまだ小さいこともあり、極力家具は最低限の数とし、限られた空間を広く使えるように、そして、快適に生活できるように、と考えています。自分たちが寛ぐことも大切ですが、子供がリビングで遊べるスペースを確保することも大切なのではと私たち夫婦は考えていますので、ソファーはしばらく置かない予定です。

子供たちが小さいこともあり、今は川の字で家族同じ部屋で寝ています。子供部屋は今は納戸的なスペースとして、時々、雨の日の物干しスペース等として使用しています。ドアは2つありますので、いずれ、個室に分けるように計画していますが、まだ、しばらくは1つの広めの子供部屋で過ごす予定です。

このように、今の使い方は今の家族のサイズやニーズに合わせて必要な空間を確保している状態です。今後も必要に応じてマイナー調整を行い、その時その時の家族の変化に合わせて調整していく予定です。そのことは私や家族の楽しみの一つにもなっているような気がします。楽しい、愛着のある、家づくりが今後も続けていけたらいいなと思っています・・・・つづく。
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